avarokitei84のblog

*はじめに。 このブログは、ヤフー・ブログから移行したものです。当初は、釈尊(お釈迦様・ゴータマブッダ)と宮沢賢治を探究してましたが、ある時点で、両者と距離をおくことにしました。距離を置くとはどういうことかと言いますと、探究の対象を信仰しないということです。西暦2020年となった今でも、生存についても宇宙についても確かな答えは見つかっていません。解脱・涅槃も本当の幸せも、完全な答えではありません。沢山の天才が示してくれた色々な生き方の中の一つだと思います。例えば、日本は絶対戦争しないで平和を維持出来るとおもいますか?実態は、戦争する可能性のもとに核兵器で事実上の武装をしています。釈尊の教えを達成したり絶対帰依していれば、戦争が始まっても傍観しているだけです。実際、中世インドでイスラム軍団が侵攻してきたとき、仏教徒の多くは武力での応戦はしなかったそうです(イスラム側の記録)。それも一つの生き方です。私は、武装した平和主義ですから、同じ民族が殺戮や圧政(現にアジアの大国がやっている)に踏みにじられるのは見過ごせない。また、こうしてこういうブログを書いているのは、信仰を持っていない証拠です。

四季と身近な生き物たち

駐車場は未舗装のままなのでほっとくと野草の楽園になる。

冬は越冬する野草も少なく多くはロゼット状なので雑草が生い茂るという悪印象を避けられる。

野草楽園は春になったこれからが厄介。

放置すれば野草=雑草が生い茂り管理責任を問われちゃう。

色んな意味で日本人の異端的な私はますます白眼陰口の餌食となろう。

だが、根が能天気で天邪鬼な私は自己中野草園を続けてる。

今冬(つまり昨年末から)は雑草の内タンポポだけは駆除せず放置した。

10株以上の大きなロゼットが他の越冬種を圧倒して群れていた。

春のタンポポ大群落を期待したのだ。



           *


















草と木と  風と光の  歌を聴く












名残り花  散り海棠に  青い空




































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            *















透かし葉の  ザクロの赤芽   燃える花
























           *

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ヒヨドリの 命をつなぐ 冬柘榴










残菊の 陽射しと蜜に 集う蜂
























今日はツルツルの冬晴れ。汗ばむほどのつよい陽射し。ふいっと、陽射しの中に大きな塵が一つ浮かび出た。悠然と中空を横切る様は、まさしく、塵の熱気球。   










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           *



風は無し  日向の菊の  涅槃かな













蜜求め  菊から菊へ  移る蜂











        





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写真を見てください。

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 右端の薄紫の花は「アカツメクサ(ムラサキツメクサ)で、問題にだした花のようなものとは、筒状のものから細い針金の先に白い飾りをつけたようなものです。この飾りは、雄しべなんだそうです。下から上に向かって順に咲いていくそうです。

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  この花のようなものはヘラオオバコの花です。このあたりは、ヘラオオバコの大群落で、土手の河川敷側の斜面は一面ヘラオオバコだらけです。


場所は、下の写真の荒川水管橋の直ぐ下流の左岸(上流から見て)で、鴻巣の体育館(コスモスアリーナふきあげ)のすぐ前です。写真の麦畑の手前あたりは、吹上コスモス畑のようです。
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江戸時代に渡来したそうですが、オオキンケイギクやアレチウリのように、在来植物に覆いかぶさるように繁茂しないようなので、駆除対象ではないようです。

以前書いたヘラオオバコが出てくる記事です。

写真を見てください。

二条大麦の畑
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クローズアップ写真です。
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さらにクローズアップしました。
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以前、六条大麦の畑を見つけて記事にしました。

記事の中に、六条大麦と小麦の写真がありますので、上の、二条大麦と比べてください。

小麦の実の付き方は不規則バラバラな感じですが、穂の長さは長い。

六条大麦と二条大麦は、実の付き方が規則的で整然としている。穂の長さは、小麦より短い感じ。



今は、麦秋。

麦刈りが行われています。

上の二条大麦の麦刈りもとっくに済みました。

場所は、圏央道北本・桶川インターチェンジ付近です。


写真は撮りませんでしたが、ビックリするような場所でオスの雉を見ました。

正真正銘の雄の雉でした。

何回か見て確認したので錯覚ではありません。

目撃地点は以下の国土地理院のウオッちずに赤丸で示しました。

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目撃地点あたりは、それほど人家が多いとは言えないが、荒川河川敷付近に比べれば藪や林がずっと少ない。

普段は何処に居るのかと思いましたね。

雉の方は慣れているのか、慌てて逃げるようなそぶりは見せませんでした。

ちなみにオスの雉とはこういう鳥です。

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 「吉兆? 不吉? 春の兆しはドハデな国鳥・雉(キジ)の声から【七十二候・雉始雊(きじはじめてなく)】」tenki.jp
から、お借りしました。

2日に走っていてふと思った。

雉(や、その他の野生動物たち)は冬場どこで何しているのかな、と。

そしたら、全くびっくりすることが起きた。

左岸だったと思うが、こんなところにと言うような所で雉に出くわした。


走っていたらいきなり足元から雉(オス)が飛び立ちすぐ傍の民家の林に飛び込んでいった。

比企自転車道でも経験したが、野鳥は草むらに身を潜めていれば大丈夫とする習性があるのかもしれない。

たぶん、あの雉もそうやって身を屈めていたのだろうが、雉が意図してなかった私との出会いの仕方になったのだろう。

危険と判断し慌てて飛び出したに違いない。

飛び出したのは一羽だし、今まで見たどのオスも一羽でいたから、恐らく、雉は虎のように個体ごとに縄張りをもって暮らしているのだろう。

そういう習性の野生には、孤独なんていう人間的な問題は無いのだろう。

ただ、よく分からないのは、雉にとって人間は危険な一種の捕食者なんだろうが、雉は民家近くに住みたがるようにみえることだ。

右岸でオスの鳴き声を聞いたときは、ほんとに民家(農家らしい)の庭先という感じのあたりから聞こえてきた。

これは、荒川流域では、民地(昔からあった農家の敷地・農地)が河川敷と交錯しており、また、農家だけでなく住宅開発も堤防のすぐ傍まで行われているため、堤防周辺や河川敷の林や草地のような雉の生活圏と人間の生活圏が重なっているだけなのかもしれない。


シジュウカラ・メジロが昨年暮れから何回か我が家に立ち寄ってくれる。

シジュウカラのビデオ(お借りしました)
 サイト:usaccho




メジロのビデオ(お借りしました)

 サイト:tatsuyahome





スズメ・ヒヨドリはこのあたりを縄張りにしているグループがあるようで、ちょいちょい来るが、シジュウカラ・メジロはめったに見ない。

どちらも数羽で来る。

スズメもヒヨドリも可愛いが、見た目はシジュウカラ・メジロが可愛い。

滅多に来ないし、見た目が良いのでつい贔屓にしてしまう。

いけない癖だと自戒している。

みんな、食べ物が欲しいのだろうが、ご近所への糞害が心配でどうしてもあげられない。

 

*






晴れるらん  群青茜が  予言せり






晴れるわよ  群青茜は  言いたげな






























      * 小さな公園の歌 *


落ち葉した  枝の彼方に  月一つ

確か今年の9月から10月あたりのことだったと思いますが、Mさんのコメントで知ったのか、どこかのサイトで知ったのか忘れましたが、彼岸花の葉っぱがあるのを知りました。

彼岸花の葉っぱは、10月から11月頃に芽吹いて、翌年の春から初夏までの期間に光合成を盛んに行い養分を蓄えておいて、晩夏から初秋にかけて花茎を伸ばしあの炎の様な花だけを咲かせます。

彼岸花(曼殊沙華とも)は、芽吹き(葉っぱが開く)・開花の順序から言えば、まず、前年の10月から11月頃に葉っぱが芽吹いて、4月頃まで光合成を行ない養分を十分に蓄え、晩夏~初秋に花茎が出るころには、葉っぱは枯れて無くなってしまうようです。

だから、彼岸花が満開の頃には、葉っぱは見つからないわけです。

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 すいません、無断借用です。ご免なさい。拝借した写真のサイトは下記。
 「山形県観光情報ポータル 山形への旅」中の「慈恩寺周辺の彼岸花が見頃です」


葉っぱは、

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 ご免なさい。無断借用です。この写真のサイトは下記。
「お花の写真集 www.flower.phtoto.info」

細長い葉っぱの群れがこんもりとひとかたまりになっているように見えますね。

実際今日見てきた荒川土手付近(土手や吉見さくら堤公園など)にこれと同じ葉っぱのこんもりした一塊がいくつもありました。

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進化の一つの見本ですね。



今年は例年になくアメリカオニアザミがあちこちに生えています。

ツイッターに写真を載せました。
 
 https://twitter.com/kiminani789
 

それも、近所の生活道路にはみ出すように繁茂しているのです。恐らく一株で5~60センチから1メートル以上に枝を広げているのです。

ある休耕地にはかなりな群落が見られました。

ヨーロッパ原産で、アメリカ経由で日本に来たので、アメリカの名が冠せられたらしく、オニ(鬼)は棘からきているのでしょうか、それとも、ものすごい大きな株(上に書いたように大きく枝をひろげるらしい)になるからでしょうか。

小さな子供がうっかり手を出さないように注意してあげましょう。


しかし、複雑な気持ちです。

このアザミには本来罪はないはずなのですから。


鬼アザミのサンクチュアリでも作ってあげましょうか。

昼飯を食ってからソファーに寝そべって庭のザクロの枯れ枝にくつろぐスズメを見ていた。

スズメたちは、何カ所か溜まる場所を決めているようで、庭のザクロや幹を短くしたメタセコイア、キンモクセイに溜まっていたかと思うと、一斉に、別なところへ飛んで行ったり、また、戻って来たりしていた。

スズメが居なくなった庭をぼんやり眺めていたら、ザクロの枝の上に、なにやら、二三羽が絡み合うようにバタバタと落ちて来たかと思うと、絡み合ったまま、すぐ前の花壇に落ちてきた。

一瞬後に、大きな鳥が何かを抑え込んでいると気づいた。

まさか鷹?

思わず起き上がってよく見ようとしたら、大きな鳥がスズメらしい小さい鳥をつかんだまま飛んで行ってしまった。

スズメよりはずっと大きいが、せいぜいカラスぐらいの大きさだったと思う。

調べてみると、ノスリとハヤブサあたりが候補にあがった。

ここは、田舎なれども住宅街のど真ん中。

こんなところで猛禽類が捕食活動をしているとは。

スズメ(?)は気の毒だった。

しばらくスズメは寄り付かなくなるだろう。


追記:

 寄り付かないだろうと思っていたら、次の日の午後にはスズメたちはやって来た。

 とにかく一瞬の出来事だったのと、ソファーで横になっていたので、よく確認できなかったため、確定的なことは言えない。

 例えば、嘴の形状をよく見ていたら、間違いなく猛禽か否かを言えた。

 ヒヨドリはよく来ていて、この鳥は直ぐ弱いものを突っ突く。

 youtubeのビデオで、ヒヨドリ同士の壮絶な格闘を見ていたので、もしかしたら、スズメの気の強い奴とつかみ合いをやったのかも。

 ただ、見ている限り、ヒヨドリに突っかかるスズメは居ないが。

 普段はあまり突っ突き合いをしないスズメ同士だが、餌が少ないとスズメ同士での突っ突き合いがたまにある。


荒川自転車道を上流方向に向かえば、西の丘陵と山々がどんどん近くなってきて、平野部が狭くなってくるのが分かる。

下流に向かえば、どんどん山々は遠くなり、平野部が広がるが、緑は減り家と工場・倉庫だらけの町が広がっていく。

それにしても日本は狭いなあ。

堤防上の自転車道をどんどん上流方向に走っていくのだけれど、どこまで行っても堤防脇には家が並んでいる。


それでも、橋を三つも越すと、さすがに木立と草地が増えていく。

上尾のあたりでも、雉・イタチ・鷹などを見かけるのだから、橋を三つも越した上流方向には、当然、野生動物も多くなるだろう。


荒川の堤防上の道は、車が走れる部分がある。

大部分は、人と自転車専用なのだが、ところどころに車が走ってよい部分があり、そういう道に子狸は横たわっていた。

血の跡が見えないところから、衝突の衝撃でショック死したのだろうか?

結構、人も車も通る道なので、また踏みつぶされる可能性もあり、子狸が可哀想になり、短い枝と葛のつるを拾ってきて、道路わきの草むらの中に移してやった。

「触らぬ神に祟りなし」というが、子狸よ、俺に八つ当たりなんかするなよ、と念じつつ帰路を急いだ。

前回の調査の時には、これらのアメリカオニアザミには全く気付かなかった。

凄い速さの成長だ。



下の写真のアメリカオニアザミは、道端でみつけたもの。 
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ノアザミとは違って、アメリカオニアザミの蕾には、トゲトゲがはっきり見て取れる。

道端だけでなく、耕作放棄地にも成長していた。
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ギザギザしたアメリカオニアザミの葉っぱが見えますね。

彼らの運命がどうなるかは関係する人間次第。

ハクビシンの死骸


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コカ・コーラの建物がある国道17号線(バイパス)の加納の交差点から旧中山道二ツ家の信号に向かう県道33号線の二ツ家信号近くでこの死骸を見つけた。

一見タヌキのようにも見えるが、尻尾の太さが違う→もしや、ハクビシンと思って、顔を覗き込むと、見事な白毛の線が頭から鼻にかけてあったので、ハクビシンで間違いないだろうと思った(写真①)。

県道33号線は、このあたりでは、半地下の圏央道を挟むように、圏央道の両側に一方通行の道路がある。

二ツ家交差点に向かって左側が荒川方向に向かう一方通行路。

死骸があったのは、この荒川に向かう左側の車線の路側帯。

周囲の写真を撮っておかなかったので、周囲の状況がはっきりしないが、二ツ家交差点にかなり近いあたり。

夜間道路を横断しようとしてはねられたのだろう。

尻尾の先端までいれた体長は、およそ、60~80cmぐらいだったと思う。

大人だと思う。

周囲数百mには、藪状の森や林は無いから、このハクビシンもどこかの住居か農家の大きな物置のようなところに住んでいたのかもしれない。

現場近くには、大きな銭湯や飲食店があり、スーパーもあるので、残飯などを食料にしていたかもしれない。

繁殖期ははっきりしていないようだが、夏前後がおおいそうなので、繁殖の相手を探して移動中だったのかもしれない。

あるいは、ハクビシンは、市街部では、一般家庭の家屋内に浸入し、子育てをするそうなので、この気の毒なハクビシンも、すでに子育て中で、餌を探していたのかもしれない。


「東京タヌキ探検隊」というサイトは、ハクビシンは、指定害獣や駆除対象害獣ではないので、できるだけ殺害駆除という手段を取らないようにと訴えている。
 http://tokyotanuki.jp/encounter_hakubisin.htm

日本は国土が狭いせいか、それとも、国民性なのか、野生鳥獣に対する態度が、欧米とは全く違う。

見かけとは裏腹に凶暴なシロクマが出没する米州アラスカやカナダ、北欧では、出来る限り殺害駆除という方法を避け、捕獲→生息域へ運搬→放す、というやり方をしているようだ。

世界第三位の経済大国なのに、得たお金がいつの間にかどこかに消えてしまう日本は、こういうお金儲けにつながらないことにお金を使いたがらないようだ。

北朝鮮が準ICBMと思われるミサイル発射実験をしたばかりなのに不謹慎かもしれないが、日本も、もっと、野生鳥獣と人間の共生を本気で研究し、実践すべきではないだろうか。

誰かにしわ寄せするような方法ではなく、もっと、視野を大きく持ったスケールの大きな施策をすべきだと思う。

トキのような特殊な生き物だけに偏らない。


帰路には、ハクビシンの死骸はどこかに持っていかれたようで、見当たらなかった。


最初に気づいた大麦畑の写真。

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写真はかなりピンボケ、それでも、大麦の特徴ははっきり見て取れる。

標本が欲しかったが、今回は無断で折り取れなかった。

で、いろんな角度から沢山写真を撮った。

上から撮った写真。
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手に持った麦穂の中心から6方向に伸びているものが芒(ノギ)。

六条の放射状になっている。

これを横から見るとこの様になる。
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別な角度からはこう見える。
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縦方向にはっきりした筋(列)を見て取れるだろう。
大麦にもいくつか種類があるそうで、代表的ななのが、2条大麦・6条大麦。

この大麦は、六条(筋)の芒(ノギ)があるので、六条大麦と断定して良いだろう。

昨年いろいろ調べて分かったのだが、大麦と小麦とでは、花芽(花がつく軸)の付き方が全く違うそうだ。

そのあたりは、下の小麦の写真からでも分かると思う。
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小麦の場合は、大麦のような明確な縦の筋(列)が見えない。

大麦が整然としているとするなら、小麦は雑然としている感じ。

最初見つけた大麦畑は、市野川の橋の手前(荒川自転車道側)だった。

早速あたりの様子を伺うと、川の向こう側にも麦畑があるので、他にも大麦畑があるかどうか捜してみることにした。

あったのです。

すぐそばに、3枚ほどの大麦畑を確認できました。
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上の2枚の写真は同じ麦畑を撮っている。手前が六条大麦で、奥が小麦。大麦がやや青緑で、小麦は茶色系に見えました。色の違いは、この写真でも確認できると思います。

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この大麦畑は、上の2枚の畑と道を挟んだ反対側にありました。やや、青緑に見えますか?

これで、荒川河川敷の麦畑を見て、これは小麦、これは大麦と区別できると思いますよ。

場所は、下の地図を参考にしてください。
今回見つけた大麦畑は、地図のやや下のほう、市野川と荒川が合流するちょっと手前のあたり。市野川に架かる大塚橋の両側付近です。





シャクナゲ

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 父母のお墓に植えてあったもの。雑草対策でコンクリート化したため、庭に移植した。昨年初めて咲き、今年も無事開花しました。母を偲ぶ花です。花が終わったら、よく調べて肥料をあげたいと思います。


卯の花(ウツギ)

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スーパーに行く道筋に見かけたウツギ(卯の花)です。「卯の花の匂う垣根に ホトトギスはやも来鳴きて ・・・」このお宅の住人はとても樹木がお好きなようです。ただし、卯の花の匂いはあまり芳しくなかった。ミツバチは夢中になって蜜を集めていましたが。

ナガミヒナゲシ

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良く通る道なので、昨年までこのような景色は見たことが無かったと思う。帰化植物だそうで、しかも、野生化しているとなると、在来種との関係が取り沙汰されます。
ネットに下記のような研究がありました。
 「春に気をつける外来植物:ながみひなげし」
  http://www.naro.affrc.go.jp/archive/niaes/sinfo/publish/niaesnews/090/09003.pdf

都市にお住いの皆さんのほとんどは、雑草はおろか、数少なくなる小さな森や林にもほとんど関心がないでしょう。

雑草がAからBに入れ変わっても気づきもしないでしょう。
たまたま、こんな風に鮮やかな花の群落でも作らない限り。

この小さな花を愛する人も居れば、上記研究のように、害毒に注目して駆除を考える人もいます。

しかし、圧倒的多数の人は、無関心です。

ヒナゲシよ、お前も立派な地球の仲間、堂々と生きて行け。


夕空

 「夕空見たら 教会の窓の ステンドグラスが 真っ赤に燃えてた ・・・」(小さな空)

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 とうとう実際の感じを写し取れませんでしたが、なんとも言いようのない魅力的な色合いの空と雲でした。お見せしたかったのは、夕焼けではなく、暮れ行く夕空のファンタスティックな色でした。


雉 恋の季節

ケェ―ッケッンというような雉の高鳴きを河川敷(堤外)のヤナギの林のあたりに聞きました。一夫多妻の欲張りものめ、いったい何人(羽)奥さんを見つけようというのだ。鉄砲に撃たれないようにしぶとく生き抜けよ。


小麦 出穂(シュッスイ)

東部環境センター脇の畑の麦が一斉に青い穂を真っすぐに立てていました。早いものですね、まもなく、今年の麦秋がやってきます。




歩道に落ちていた葉
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同じ葉
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まだ木についている紅葉した葉と沢山の丸い球果(中に種があるそうです) 画面上方中央あたりに球果をつつく鳥がいます
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同上
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歩道に落ちていた球果
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紅葉葉フウは、北アメリカ東岸原産の木だそうです。

フウという変わった名称は、台湾・中国原産の同じ種の木の名前に由来し、風に揺れる葉っぱというような意味らしい。

 参考サイト: 「サカタのタネ 園芸通信 東アジア植物記(小杉波留夫)」
  http://sakata-tsushin.com/yomimono/rensai/standard/eastasiaplants/20141212_001048.html


球果を拾ってきたので後で解剖してみます。


餌を撒かないのに律儀にやってくるスズメ・ヒヨドリ・メジロなどは可愛いし、腹が空いているらしいカラスの「腹減った、腹減った」合唱を聞くと決心が揺らぐが、一度餌を撒くと、北本・桶川周辺に居るあらゆる鳥たちがやって来て、またまた、ご近所に迷惑をかけることになってしまうのは必定。

よって、可愛いとか可哀想とかいう感情をグッと抑えて、「他を当たれよ」と心中につぶやく。

MTBやXCのために駐車場の改装をしていたある日の夕方、ザクロの枝を飛び移っている鳥に気付いた。

私が気づいたことにその鳥も気づいているようなのだが逃げない。

それどころか、かなり近くまでやって来て様子を伺う。

頭と胸の模様からシジュウカラではないかと思った。

ずっと以前、まだ、盛んに餌やりをやっているころ、それこそ足元までチョロチョロ走り回る変な鳥がたまにやって来た。

ネットで調べて、シジュウカラらしいと判断。

どうしてこんな危険な行動を取るのか分からないが、兎に角変わった行動様式だ。

一方のメジロは、用心深いヒヨドリに比べると、遥かに人の近くまでやって来て餌(果物)を食べる。

決して人を怖がらないのではなく、人の近くに他の競争相手の鳥が近づかないのを知っていて、安心して餌を食べられるということのようだ。

今年のメジロは、ザクロの木の下で何かを食べているようだ。

そこには枝から落ちたザクロしかない筈なのだが。

落ちてからもう数か月経っている筈。

どんな状態のザクロの実を食べているのだろう。


住宅密集地を餌場にしている鳥たちは、ますますその活動範囲を狭められている。

住人は、あたりかまわず糞をしたり、街路樹に大集団で集まって鳴きかわして騒ぐムクドリやスズメなどの鳥たちを迷惑な邪魔モノだと思っているようだ。

桶川駅西口から荒川方向に延びる市道(?)両側の街路樹の欅は結構大きな樹冠となっていたのだが、数年前、突然丸裸状態に剪定されてしまった。

翌年、大きな棒杭のようになっていた欅が芽吹いて枝を伸ばしたが、ふと枝がないので、枝は細く長く伸びて、やがて、枝垂れ柳のように枝を垂れ始めた。

市が何で突然こんなことをしたのか見当がつかなかったが、今年、上尾駅東口でのムクドリの大騒ぎと糞害を見て納得した。

桶川同様裸になった街路樹の太枝に、恐らく数百羽のムクドリが密集して鳴きかわし、糞をしている。

丸広百貨店で買ってきたお弁当に糞をひっかけられては大変なので、軒下を選んで駐車場に向かった。

歩道は、それこそムクドリの糞で覆いつくされている感じだった。

鳥学者じゃないので、何故、駅前のような人通りの激しい場所にムクドリの大群が終結するのか分からない。

繁殖期だけの行動なのだろうか?

というのは、北本・桶川・上尾周辺は、繁華街は駅前のほんの数百mに集中し、住宅密集地の間には、まだまだ、取り残された林や森があるのだ。

ムクドリの飛行距離内と思われる荒川河川敷にはもっと広大な森もある。

繁殖も夜間の休息も、そっちでやればいいのではないかと人間の私は思うのだが。


一本のクヌギの木の下に、これだけ大量のドングリを見つけたのは、埼玉に越してきて初めてです。

11月3日に見た、ホンダエアポート脇の堤外のクヌギの林のドングリは、本当に数個で、大きさも小さいものばかりでした。

それも、ほとんど虫食いで、実際、虫が居ました(下の写真)。

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*ホンダエアポート脇のクヌギの林で拾ってきたドングリと巣くっていた虫たち。左上のドングリのすぐ脇に白くてずんぐりした虫とその左手にくの字になった細長い虫がいるのが分かりますね。どちらも生きています。


これに比べ、開平橋下のクヌギのドングリは、一本の木にはるかに沢山の実がついたようです。

この違いは興味深いですね。

まず、開平橋下のクヌギの木と大量のドングリのビデオをご覧ください。



では、物差しで①ホンダエアポート脇のクヌギ林のドングリと⓶開平橋下のクヌギのドングリの大きさの違いを比べてみましょう。

①ホンダエアポート脇のクヌギのドングリ

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⓶開平橋下のクヌギのドングリ

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直径も長さもかなり違います。


ホンダエアポート脇のクヌギのドングリは、割るとまた虫が出てきては嫌ですので、開平橋下のクヌギのドングリの方を割ってみました。

①割る前

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*実が皮からはみ出していますね。

⓶割った後

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*実際、丸々太った実が出てきました。


③縦、横に切断してみました

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写真だけでは分かりませんが、割った断面を撫ぜてみますと湿り気がありました。

つまり、このドングリたちは生きているということです。



本日のサイクリング:

太郎衛門橋→柏原庚申様→氷川神社→泉福寺→榎本牧場→リバーサイドフェニックスGC→西野橋→開平橋下→入間大橋信号→白山太神社→出丸小→ホンダエアポート→太郎衛門橋


走行距離は、約26km。






堤防の野草の刈り払いの後も、やはり今回と同じ場所(東第二排水機場から谷中橋にかけてのあたりの荒川側の河川敷(堤外)にものすごい数のカラスに交じって、これまた普段絶対に見たことのない数のトンビが集まっていました(少なくとも5~6羽以上)。

今回見たトンビの数は、3羽位。真黒なのがカラス、やや茶色なのがトンビ。

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上の写真と同じもの(トンビに赤丸)
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上の写真の中央付近をアップにしたもの
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さらに拡大したもの。
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撮影時には気づきませんでしたが、アオサギも混じっているようです。下の写真の中に、羽がやや青灰色で、体型は白鷺に似ているのが、アオサギ(だろうと思う)。
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同じ場所のビデオです。ビデオ画面中央の水たまりから、8:19~21あたりでトンビが飛びます。羽を広げると、カラスより一回り大きいのが分かります。





堤防上の荒川自転車道のすぐ近く、出丸中郷横堤のすぐ北にある田んぼの上で沢山の赤トンボが群れて飛び交っていました。



歌:「赤とんぼ  由紀さおり 安田祥子 歌詞付き 童謡」
   https://www.youtube.com/watch?v=lLoSvWK9aJ8








    
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 木々の直ぐ奥が荒川自転車道がある堤防




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  出丸中郷横堤(荒川自転車道の堤防から直角に堤外に突き出した洪水調節用の堤防)は写真の奥にある



枝先の若葉が赤っぽいのが分かります。


出丸下郷のハンノキの森の奥、旧荒川の名残の細長い沼の近くあたりにある、見事な柳絮の様子をビデオに収めたあのアカメヤナギの木です。


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 桑の木の枝に網を張った蜘蛛。

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 桑の木の間から覗いているアカメヤナギの赤い若葉


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 アカメヤナギの根元の小さな池。日照り続きで干上がっています。アカメヤナギは水辺が大好きなんだそうです。


用語は、以下のサイトを参考にしてください。

「すばらしいドングリの世界」の「はじめに」
  http://acorn.hiroimon.com/newpage1.htm


ホンダエアポート近くの堤防のすぐ下にクヌギの並木があります。

その一番南側の木を見たら、直径2㎝前後の青い殻斗(カクト)に包まれたドングリがありました。

やはり、今年がクヌギのドングリが実る(熟す)年なんですね。


ドングリが成長しているホンダエアポート近くのクヌギの林。以下のドングリ(堅果が青い殻斗にすっぽり包まれている)の写真は、一番手前の木になっているものです。
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上の写真のドングリは、地面近くの、下の写真の枝についているものです。

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今度は、高い枝のドングリを撮りました。

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*お詫び  野草の名前が間違っていた可能性が出てきました。

このページでご紹介しているアザミの一種は、「ノアザミ」ではなく「アメリカオニアザミ」である可能性が出てきたのです。

下の3枚の写真を比べてみれば、私の間違いは歴然としていると思います。

①私が撮影したアザミの一種
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⓶wikipediaののアザミの写真
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③eikipediaのアメリカオニアザミの写真
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④アザミの花の構造
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ノアザミとアメリカオニアザミの総苞を比べてみると、その違いがはっきりしていると思います。

私が撮影してきたこのページのアザミは、明らかにアメリカオニアザミの総苞に似ていて、ノアザミの総苞とは違います。

よって、以下の記事中の「ノアザミ」の名称を全て「アメリカオニアザミ」と変更します。

*付記:残念なことに、アメリカオニアザミは「要注意外来生物」という日本の環境を破壊する恐れがある外来種に指定されていて積極的に駆除せよということになっているようです。

以下のpdfは環境省の文書です。
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出丸中郷の道端に綿帽子をつけたアメリカオニアザミがありました。

何日も前に見つけていたのですが、先を急いでいたので撮影が遅れました。

やっと、7月12日に撮影しました。


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①2016.7.12撮影
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⓶2016.7.12撮影
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③以下の写真は、本日、2016.7.14撮影
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春に見たものと大きさがずいぶん違うので、別な花ではないかと思っていました。

12日撮影の写真を見た限りでは、アカバナユウゲショウの特徴である、てっぺんで4裂した柱頭がはっきり確認できません。

そこで、本日、再度同じ場所のアカバナユウゲショウの写真を接写で撮ってきました。

アカバナユウゲショウに特徴的な4裂した柱頭が確認できました。


念のため、ネットを漁って駄目を押しました。

春見たアカバナユウゲショウに比べずいぶん小型なので、アカバナ科の別の花なのではと疑い、該当するアカバナ科アカバナ属のアカバナの写真で確認しました。


①アカバナ科アカバナ属アカバナ
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⓶アカバナ科マツヨイグサ属アカバナユウゲショウ
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ご覧ください。




前回、荒川河川敷の麦畑の麦は、「小麦」と結論付けましたが、何となくスッキリしないままでした。

そこで、さらに検索を続けました。

その結果、前回出した結論は正しそうだという所までたどり着きました。

参照させていただいたサイトから図や説明を無断拝借してしまいました。

どうかお許しください。


どうやって納得したのかといいますと、表題にも書いたように、「花序」すなわち、花の穂の付き方に違いがあることが分かったのです。


まず、拝借させていただいた図をご覧ください。


①「小林和広  島根大学生物資源科学部  農林生産学科作物生産学研究室」
  http://www.ipc.shimane-u.ac.jp/food/kobayasi/
 このサイト内の次のページの図をお借りしました。
「第2回 花の構造・植物の器官と呼称」
  http://www.ipc.shimane-u.ac.jp/food/kobayasi/experiment%20text_2.pdf
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②「麦マニア垂涎!  グラスの中の星、麦を見つめる(サッポロビール製作)」
  http://y.sapporobeer.jp/knowledge/195/
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二条大麦と六条大麦の小穂と小花の付き方について、サッポロビールのページの図に私が描きこんだ図で一寸くどい説明をします。

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二条大麦も六条大麦も、小穂と小花の付き方は全く同じようです。

各節に、一つだけ小花が付いた小穂が三つ付くようです。

私が描きこんだA、Bという各節に付いた3っつの小穂(各小穂に1小花)のようにです。

私が初めてサッポロビール作成の図を見た時、AとBが向き合っていると感じたため混乱した経験から、麦の節が大麦も小麦も、AとBは向き合わず、互い違いになっているということ(これを互生というそうです)を確認したかったのです。

従って、上にお借りしたサッポロビール作成のページの二条大麦の写真は、横から見たものだということになります。


③「吉田智彦ホームページ」
  http://www.d1.dion.ne.jp/~tmhk/yosida/yosida.htm
 このサイト内の次のページの記述をコピーさせていただきました。
 「作物各論(麦)」の中の小麦・大麦の「形態的特徴」の項
  http://www.d1.dion.ne.jp/~tmhk/yosida/kak_mugi.htm#bkeitai

A. (小麦の)[穂と小花]
花序は複穂状花序.穂軸に約20節あり,各節に短い小穂軸が互生する.小穂軸の各節に小花が1つずつ互生.1小穂当たり3~9小花が分化するが,稔実するのは基部の2~4小花である.雄ずいは3本ある.

B. (大麦の)[穂]
花序は穂状花序で穂軸には30節以上もの節が分化するが,稔実するのは普通10~14節で,穂軸の各節に3個ずつの小穂が互生する.1小穂は1小花で,6条品種は3個の小花が全部稔実するので,上からみると6角形となる.2条品種では中央の小花のみ稔実し,穂は偏平である.護穎は極細長い.外穎の先端は長い芒となる.


              ***


以上の図と説明に対する私の理解を図にすると以下のようになります。

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吉田先生のご説明によれば、小麦の花序は「複穂状花序」であり、大麦の花序は「穂状花序」である記述されています。

穂状花序というのは、花が付く茎(主軸)が枝分かれしないで、その1本の茎(上の図では穂軸と呼んでいる)に図のように交互に花が付くことを言うようです。

厄介なのは、穂状花序の穂と小穂の関係が分かりずらいことです。

この記事では、この関係は棚上げとします。

花序による小麦・大麦の区別は、

 ①小麦…穂軸の各節に一つの「小穂軸」が付き、その「小穂軸」に3~9の小花が付く。これらの小花の内2~4が実になる。つまり、小麦は穂軸の各節に2~4の実が付くということ。

 ②大麦…穂軸の各節に必ず三つの「小穂」が付き、その「小穂」には、一つずつ小花が付き、六条大麦では、必ず三つとも実になるが、二条大麦では一つだけが実になる。つまり、六条大麦は各節に三つの実が生(ナ)り、二条大麦では各節に一つの実が生るということ。

サッポロビールのページからお借りした大麦の写真(左は二条大麦、右が六条大麦)をみると、規則正しく麦の実が並んでいるのが分かります。

これは、大麦の場合、各節にいくつ実が生るか決まっているからなのでしょう。

これに対し、小麦の穂の写真を見ると、大麦のような規則正しさが見られません。

このことは前回の記事にも書きました。

その理由が花序にあったわけです。

小麦の場合は、各節に付く小花の数が、大麦のように三つと決まっておらず、3~9というようにバラバラで、おまけに、実になるのも2~4というようにバラバラです。

要するに、小麦は、各節に2~4つの実がなるということで、一つの穂(軸)を見た時、節ごとに生っている実の数が違う可能性があるわけです。

従って、見た目にも大麦のような規則性が見られないということになるのでしょう。

前回も見た、標本の写真でこの小麦の特色(各節に生る実の数がバラバラという)を見てみましょう。


①横幅の狭い方から見た写真…各節がよく分かります
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②横幅の広い方から見た写真
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②を見ると、一番下らしい節には、三つ小花(赤)が付いたようです。しかし、見た感じでは、実になったのは二つのようです。その上(黄色)の節では四つ小花が付き、三つ実が生ったようです。その上(緑)も、三つ小花が付き、三つ実が生っているようです。


河川敷の麦の名前を特定するのに苦労している。

ネットで検索しても、栽培作物の写真や説明が意外と少ない。

説明文だけでは、とても、大麦と小麦の区別は出来ない。

幾つかのサイトの写真と説明を見て次のような違いを区別してみた。


小麦:

 穂が長い。
 禾(芒 ノギ)が短い。熟した頃になると、外側に開く。
 実(穀粒)の付き方がやや不ぞろい。

大麦:

 穂が短い。
 禾(芒 ノギ)が長い。
 実(穀粒)の付き方が整然としている。

ただし、小麦の写真によっては、禾(芒)が長く、全部上向きになっているものもあり、また、大麦の種類によっては、穂が長いものもあるように見える。


次の写真は、河川敷の麦の穂を二つの角度から撮ったもの。

横幅の広い方から撮影したもの(標本は2本):

①A面
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①B面
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②A面
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②B面
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幅の狭い方から撮ったもの(標本数同上):


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ご覧のように、横幅の狭い方から見ると、実(穀粒)の付き方は整然としていて不揃いには見えない。

小麦の特徴として挙げた「実(穀粒)の付き方がやや不ぞろい。」というのは、横幅の広い方から見た場合の特徴ということになる。

「季節の花 300」
  http://www.hana300.com/index.html
このサイト内の、「大麦 小麦 写真集 1」
  http://www.hana300.com/oomugi1.html

のお写真をお借りして比べてみます。

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 *「季節の花 300」より拝借


他のサイトを参考にすると、このお写真の大麦は、実(穀粒)の縦の列が見えている面(A面)で3列ですから、B面を合計すれば6列となるので、六条大麦ではないかと思います。

お写真の大麦と小麦を比べれば、大麦の方が並び方が整然としていると思えませんか?

それに対して、小麦の方は、何となく雑然とした並び方に見えます。

そして、標本(河川敷の麦)の麦の3列の並び方は、かなり雑然としていると思います。


よって、結論としては、河川敷の麦は、「小麦」であると決定します。


参考にさせていただいたサイトのご紹介

① 「吉田智彦ホームページ」
   http://www.d1.dion.ne.jp/~tmhk/yosida/yosida.htm
 このサイト内の、「生産統計」ページからジャンプする次のページ
 「小麦」の写真及び解説
   http://www.d1.dion.ne.jp/~tmhk/yosida/sta_komu.htm
 「大麦」の写真及び解説
   http://www.d1.dion.ne.jp/~tmhk/yosida/sta_omu.htm

② 「吉田智彦ホームページ総合案内」
   http://agri.mine.utsunomiya-u.ac.jp/hpj/deptj/plaj/Labo/Crop/yosida/hozon/yosida/yosida.htm
 このサイト内の、「稲麦雑穀の穂や小花の写真 Pictures of small grains」
   http://agri.mine.utsunomiya-u.ac.jp/hpj/deptj/plaj/Labo/Crop/yosida/hozon/yosida/hana.htm

③ 「麦マニア垂涎! グラスの中の星、麦を見つめる(サッポロビール作成)」
   http://y.sapporobeer.jp/knowledge/195/

④ 「ナンでも図鑑(無料)」
   http://www.nandemo-zukan.net/index.php
 このサイト内の、「小麦」
   http://www.nandemo-zukan.net/plant/p_search.php?kaname=%A5%A4%A5%CD&kana=%A5%B3%A5%E0%A5%AE&search=1#AAA



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