avarokitei84のblog

*はじめに。 このブログは、ヤフー・ブログから移行したものです。当初は、釈尊(お釈迦様・ゴータマブッダ)と宮沢賢治を探究してましたが、ある時点で、両者と距離をおくことにしました。距離を置くとはどういうことかと言いますと、探究の対象を信仰しないということです。西暦2020年となった今でも、生存についても宇宙についても確かな答えは見つかっていません。解脱・涅槃も本当の幸せも、完全な答えではありません。沢山の天才が示してくれた色々な生き方の中の一つだと思います。例えば、日本は絶対戦争しないで平和を維持出来るとおもいますか?実態は、戦争する可能性のもとに核兵器で事実上の武装をしています。釈尊の教えを達成したり絶対帰依していれば、戦争が始まっても傍観しているだけです。実際、中世インドでイスラム軍団が侵攻してきたとき、仏教徒の多くは武力での応戦はしなかったそうです(イスラム側の記録)。それも一つの生き方です。私は、武装した平和主義ですから、同じ民族が殺戮や圧政(現にアジアの大国がやっている)に踏みにじられるのは見過ごせない。また、こうしてこういうブログを書いているのは、信仰を持っていない証拠です。

2013年09月

東京新聞の記事です。

---引用開始

『シリア 化学兵器条約加盟 来月14日発効』(2013年9月16日 朝刊)
 
 【ニューヨーク=長田弘己】国連の潘基文(バンキムン)事務総長は十四日、シリアが提出した化学兵器禁止条約への加盟申請書を正式に受理し、同国が条約の締結国となったと発表した。 
 条約の規定通り、三十日後の十月十四日から発効する。本来、発効から三十日以内に、化学兵器の所有状況などを申告し、化学兵器禁止機関(OPCW)が査察を実施。その結果をもとに廃棄計画を作成する。
 しかし、米国とロシアは十四日、シリア政府が保有する化学兵器に関する情報を一週間以内に提出することで合意しており、シリアは条約発効前に対応を迫られることになる。
 化学兵器禁止条約にはこれまでシリアを含め、北朝鮮、エジプト、イスラエルなど七カ国が未加盟となっていた。

---引用終了

---avaro75アホだらキョウ


生物学の研究の中に、「生態系の多様性」維持のためには、食物連鎖の頂点に君臨する強力な捕食者が必要だとする研究が高い評価を受けているらしい。

お馬鹿な評論家とか学者の中に、この研究を適当に自分の分野に借用して、超大国の必要性を説くのが居る。

現在の国連のあり方を追認しようということだろう。

5大国(安保理)による世界の秩序維持という名目の覇権主義へのお追従である。

特に、露・中・米の3カ国の横暴は目に余る。

露骨な覇権主義である。

USAちゃんは、イスラエルがどんな悪行を働こうが文句一つ言わないが、周辺のイスラム国家がイスラエルの脅威・横暴に対抗しようとすると途端に勝手なイチャモンを捏造して経済制裁だ、軍事侵攻だと圧力をかける。

生物学における超大国の必要性の理論だが、研究はその研究者の一生どころか数年間の実験観察に基づくもののようだ。

生物の多様性は、多様性の90%以上を絶滅に追い込まれても、何千万年、何億年かすれば、依然とは全く異なった多様性が出来上がる。

既存の生態系にこだわるなら、頂点に君臨する捕食者(人間)による現在の多様性維持が可能かもしれないが、そんなもの風前の灯火だろう。

生命の歴史、30数億年の間に、多様性は変化し続けてきたらしい。

とても難しいことだとは思うが、超大国は、自国中心の覇権主義を放棄して、自然の摂理に学んだ、バランスの取れた人間の生き方を確立する努力に取り組んで欲しい。



興味深い哲学ブログ、哲学書に出会いました。

まず引用部分をお読みください(無断引用ご免なさい)。

引用① 

 ギリシャ以来の「疑うことは良いこと」という西洋文化の性癖に付け込んだマルチ商法まがいの「言葉のトリック」を駆使する論法が(B)であるが、ともかく、コギト命題(A)によって、「デカルトの世界観」において、

  「我」が根源的キーワードである  

ことさえ伝わればよいとデカルトは考えたに違いない。 そして、結果的にはデカルトの思惑・戦略は見事に的中した。「我」さえ認めさせてしまえば、「物」は当然なのだから、「物心二元論」が主張できる、である。


---引用終了

引用②

 デカルトの発見(D)「『我(=測定者)』の存在」

は、大発見なのです。

---引用終了

①②の引用は、『科学哲学序説:読書日記』の「第48話 方法序説(デカルトの戦略)」からのものです。


頓珍漢な引用で、ブログ管理者様にはハナハダ迷惑至極でしょうが、糞爺いのたわごととお見逃しいただきたい。



さて、Mさん、 引用中の

 「『我(=測定者)』の存在」

という定義は興味深いと思いませんか?

これを次のように言い換えてみるとその重要性がよく分かると思うのです。

 「『自己(=瞑想者=測定者)』の存在」


このブログの解釈は、私にとってはとてもユニークに思えます。

例えば、パルメニデスの解釈(第13話 存在論と運動・変化 URLは下記) 。

引用③

しかし,「運動・変化」が,科学(=「世界記述」)における最重要キーワードであること,すなわち,基本的には, 

[世界記述]=[運動・変化の記述] 

であることに最初に気づいたのは,この二人の先駆者:ヘラクレイトスとパルメニデスであると考えたい(6.1.1節). 
すなわち、 二人の主張は同じで、
  
--(C1): パルメニデス・ヘラクレイトス--------------------------

科学(の基本精神)は、世界の運動・変化について語ることである。 

--------------------------------------------------------------

であると考えたい。 

---引用終了

引用④

(E):パルメニデスの総括 

このブログ的には、パルメニデスを次のように総括したい。
数学の中の「論理」の先駆者は、ピタゴラスである。 一方、パルメニデスは、日常言語の中の「論理」を徹底的に追究した。 したがって、

パルメニデスは、日常言語の中の「論理」の祖

である。 日常言語の中の「論理」としては、「アリストテレスの三段論法」が有名であるが、これをパルメニデスが知らなかったとは考えられない。 そして、 この徹底的な追究の結果、パルメニデスは、

運動は、論理だけで処理することができない。
すなわち、運動は存在しない

という結論に達した。

---引用終了


この引用が示唆に富んでいると思うのだが、お笑いなのは、私にとっては肝心の「運動は、論理だけで処理することができない。」が一読了解できない点である。


このブログによって、「量子哲学研究会」というものを知り、その中心に石川史郎という慶應義塾大学の先生が居るらしいと知りました。

石川史郎著「科学哲学序説-測定理論による諸科学の統一」


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『すばる、最も遠い銀河を発見(2003年3月19日)』  国立天文台ハワイ観測所「すばる望遠鏡」公式HPより





本日考えるのは、怪しい時間論です。

ずばり、「今現在」って何時(イツ)のこと、という難問を考えようということです。

あほ、「今現在」は、「今現在」だって皆さん笑うでしょう?

世界標準時だって、日本標準時だってあるのだし、「今現在」はちゃんと分っている、と思っていますよね。

確かに現代においては、例えば、アポロ宇宙船で月に行った宇宙飛行士と地球にある管制センターとの間で数秒遅れの会話が可能になって、約38万km離れた月と事実上の同時会話ができるようになりました。

つまり人間は、月と地球の「(数秒以内の)今現在」を共有可能となった、と考えることも出来ます。
 *「今現在」の時空の幅(?)は、一体、何秒あるいは、何分の1秒かという議論もあるそうです。あるお方の意見では、「今現在」というのは、数秒間の時空だったと思います。

だが、次の事実に注目すれば、月との会話には、数秒の遅れが付きまとい、厳密な今現在の共有と言えるかどうか怪しくなります。

事実とは、上の「天体観測写真」とそれを説明している「記事」のことです。

この天体観測写真の中に、地球から最も遠い位置にある銀河が写っているそうです。
 *詳しくは、上記URLの記事をお読みください。

記事にもありますが、写真に写っている星や銀河は、我が地球の母なる太陽と同じで、『今現在(写真を撮った時。この写真は、長時間露出して撮影したでしょうから、正確には今現在といえないかもしれませんが)』の姿や位置を示していません。

太陽を例にとれば、あなたが毎日見ている、空に輝く太陽は、約8分前の太陽だそうです。

っまり、私たちはいつも8分前という過去の太陽を見ているということになります。

さて、記事によれば、

『2002年6月、この中の9天体をすばる微光天体撮像分光装置FOCASによって分光観測し、2天体において「段差がある」ということと、「非対称性な水素輝線」が確認され(図2)、赤方偏移が6.58、6.54 であることがわかりました。これらは、約137億年前の宇宙誕生から約9億年しか経過していない時代の銀河です。』

ということだそうで、スバル望遠鏡が発見した銀河は、なんと、宇宙誕生から「9億年」後、すなわち、今から「128億年前」の銀河の姿だということになります。

仮に、私の目が「スバル望遠鏡」なみであったなら、私の目に飛び込んできた「128億年」昔発せられ、今地球に届いた光そのものは、今現在のものですが、光が運んできた情報(つまり上の写真)は、128億年前のものであるということです。

宇宙が膨張しつづけ、その膨張の速度が加速されていることは事実のようです。

とすれば、128億年前、写真に写っている銀河が光を発した位置は、写真の位置ではなく、誕生から45億年ほどしか経っていない太陽系は、まだこの宇宙に存在すらしていませんでした。


ということで、実は、厳密な「今現在」を定義するのは、結構難しいようです。

スポーツでも競馬でも、速さを競う場合は、現代では、数分の1秒どころか、数百分の1秒というような計測をしています。

仏教の経典における最小の単位は、刹那だそうです。

wikipediaによれば、刹那は

『刹那の長さ

刹那の長さについては諸説あるが、指をひとはじきする(弾指)間に65刹那あると言われているほか、『大毘婆沙論』では、24時間=30牟呼栗多=900臘縛=54,000怛刹那=6,480,000刹那とし、1刹那の長さを1/75秒に比定している。』

だそうですから、現代の時間感覚からすれば、ずいぶんのんびりした感じになります。

確か物理学の時間の最小単位もあったと思います。

いずれにせよ、そんな短い時間が「今現在」であったなら、私たちはいつも『過去』の中に生きていることになってしまいます。

釈尊が目指した「苦しみ」からの解放は必要なくなってしまいそうです。

だが、私たちが、怪我や病、愁いや悲しみで「苦しむ」今現在は、決してそんな短い時間ではないはずです。

やはり、私たちの『今現在』は、数秒間ぐらいの幅がありそうです。

その数秒間の、厳密な私の『今現在』という時空は、多分、私の直ぐ身の回りの時空だけなのではないかと思えます。

私たちに届く光や音などの時空の情報は、ほとんどすべて『過去』の情報なのは確かなことのようです。

光も音も、速度に限界があります。

私たちは、『過去』に囲まれて『今現在』を生きているのかもしれません。

ちょっと飛躍して結論風に言えば、厳密な私の『今現在』というのは、私の脳神経系が保持できる数秒間の情報なのではないでしょうか?

つまり、『今現在』は、私の中にしか存在しない?

くたびれましたので、続きは又。
もう一眠りします。





東京新聞の記事です。全文引用させていただきます。


***引用開始

『国連総長、米をけん制 安保理経ない攻撃は違法』(2013年9月4日 09時21分)

 【ニューヨーク共同】国連の潘基文事務総長は3日の記者会見で「武力行使が合法なのは自衛か、安全保障理事会が容認した場合のみだ」と述べ、安保理決議を経ないシリア攻撃は国際法違反になるとの立場を表明、米国、フランスによる武力行使の準備をけん制した。
 潘氏はこれまで「国連憲章の重要性を強調する」と間接的な表現をしていたが、一歩踏み込んだ形。
 会見で潘氏は「これは私からの訴えだ」とし、国際的な平和と安全の問題の「全ては国連憲章の枠組みで取り扱われるべきだ」と指摘した。武力行使が、自衛か安保理が認めた場合に限り合法になるのは「国連の固い原則だ」と強調した。

***引用終了

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avaro75の意見:

『会見で潘氏は「これは私からの訴えだ」とし、国際的な平和と安全の問題の「全ては国連憲章の枠組みで取り扱われるべきだ」と指摘した。武力行使が、自衛か安保理が認めた場合に限り合法になるのは「国連の固い原則だ」と強調した。』

だそうだが、こういう主張が、「私からの訴え」じゃなければ、公言できない風潮が国際社会にあるのだろう。

アメリカ合衆国が国を挙げて、国民のプライバシーを侵害している実態を暴露して、国民の自覚を喚起しようとしたエドワード・スノーデン氏の場合も、アメリカ合衆国は、軍事・経済制裁をちらつかせて、スノーデン氏の当然の権利である政治亡命を阻もうと、亡命申請先の国々を恫喝して亡命を阻止しようとした。

お笑いなのは、かつてアメリカ合衆国に敢然と楯突いたキューバも、このアメリカの恫喝に屈したという風評が立ち、キューバ革命の立役者フィデル・カストロが自ら弁明に努める写真つきの記事がでたことだ。

兎ちゃん(USA)は、世界に君臨する絶対君主だと錯覚しているようだ。

どこの国にも、金と権力に靡いて超大国の手先となる赤パン・青パンが居て、彼らは、強権国家の威力を笠に来て超大国の意向を国民に押し付ける。

東京新聞の記事によれば、イギリスでは、アフガン・イラクへの武力侵攻の非合法性や多大な自国民兵士たちの犠牲を反省し、議会が「国連の議決なしの武力侵攻」に反対し、キャメロン首相は兎ちゃんの金魚の糞を断念した。

ドイツは、明確に、国連総長と同じ理由で、兎ちゃんの金魚糞を拒否したそうだ。

本当にサリンなどの化学兵器使用の疑いがあるなら、国連が中立的な立場の専門家を依頼して、科学的な調査を行うべきだろう。

そもそも一連のイスラム諸国の内紛は、正義だとか、民主主義だとかといった高邁な理念のもとに勃発したのではない。

一般庶民には、そんな大それた一大事を起こす力も勇気も金も武器も仲間もいない。

かならず、外国勢力と結託した新しい支配層を目指すエリートたちが糸を引いているはずだ。

戦争や内戦が一向に止まないのは、戦争がなくなっては困る連中が居て、戦争・内紛を起こさせているからなのだ。

ああ、転輪聖王や高潔な官僚なんて永久に現れないだろうなぁ、ため息!!

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 庭のメタセコイヤ・ザクロ・ザクロに絡みついた朝顔。朝顔は、純白と赤紫の2色。白い雲がゆっくり流れる。





大気の状態が不安定で、8月後半から各地で記録的な豪雨になったり、竜巻で家が壊されたりしている。

しかし、我が家の庭は今日は平穏で、涼風がメタセコイヤやザクロを吹き、青空を綿のような雲がゆっくりと南から北へ流れて行く。




日本歌曲-小さな空-武満徹-Ein Tenor.wmv


混声合唱 小さな空





作詞・作曲者、武満徹が見たのはどんな空だったのだろうか。

思い出した昔見た空は大きかったのか。

今現在はどんどん過ぎ行き、記憶の中に思い出としてとどまるだけである。

誰もがそれぞれの思い出とともに生きている。

「小さな空」は、そんな、それぞれの思い出をよみがえらせないだろうか。

*シリーズのナンバーをギリシア文字にしました。読み方は下表に従います。

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出典:]PDF]ギリシャ文字とその読み方一覧 単位の接頭語

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